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出産からほどなく、33歳で発症。最初のうちは「ちょっと足が痛いだけ。すぐに治る」と思いながら、福祉の仕事に従事。
だが、40代以降は痛みが全身に広がり、苦しみ続けた。
発症当初から足の痛みを覚えた彼女は“せめて靴を履けるように”と9年前に足の指を手術。だがそれは根本的な治癒ではなかった。40年以上苦しみ続けた彼女が、バイオ製剤に出会ったのは1年前。苦痛から解放され、腫れが引いた今、「本当に普通の手になった」と思わず涙をこぼした。
長崎市在住。33歳で発症。夫は海運業で、年の半分は家にいない。そんな中で、懸命に耐えながら彼女は家事をした。痛みを抱えながら、2人の子供を育てたものの、やがては家事もままならなくなる。
それから30年あまり、ようやくバイオ製剤に出会い、今ではほとんどの家事をできるところまで回復した。ギュッと雑巾を絞って、家をきれいに拭く。
痛みのために出来なかったことを出来る。
「必ず明るい光があります。私が見本です」と笑ってくれた。

関節リウマチの病状はゆっくり進行すると考えられてきました。そのため、痛み止めの薬を飲みながら経過を観察する、という方法が採られてきました。しかし実際には、発症の初期に関節の破壊が急速に進むことが分かってきました。苦痛を止め、関節の破壊を食い止めることが、この病気の治療の主目的です。そのために早期発見・早期治療が大切なのです。

関節リウマチの研究が進んだのはごく最近で、医学界でも見解が統一されていません。しかしアメリカとヨーロッパのリウマチ学会は新しい統一見解を出しました。①1つ以上の関節の腫れ②痛む部分の骨に、びらん(表面が溶けるように崩れること)が確認できる。以上2つの条件を満たせば積極的にリウマチと見なし、治療を開始すべきだというのです。この明確な診断基準は、近く日本でも採用されるだろうと考えられています。

関節リウマチは発症初期から関節の破壊が起こります。それを食い止めるには早期発見が何より大切です。では早期発見のために何が必要か?それはお医者さんに聞いてみることです。「わたし、関節リウマチじゃないですか?」。リウマチを熟知している先生ならレントゲン1枚で判断がつくそうです。その一言が、あなたを苦痛の日々から救うかも知れません。
具体例を交えて、関節リウマチの病態、最新治療、リウマチが発覚してからの患者のその後などをお送りまします。
