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各局放送日程
KBC7月2日(金)10:10~10:25
ncc7月24日(土)09:30~09:45
OAB7月31日(土)09:45~10:00
KAB7月2日(金)10:10~10:25
KKB0月0日(金)10:10~10:25

出産からほどなく、33歳で発症。最初のうちは「ちょっと足が痛いだけ。すぐに治る」と思いながら、福祉の仕事に従事。
だが、40代以降は痛みが全身に広がり、苦しみ続けた。
発症当初から足の痛みを覚えた彼女は“せめて靴を履けるように”と9年前に足の指を手術。だがそれは根本的な治癒ではなかった。40年以上苦しみ続けた彼女が、バイオ製剤に出会ったのは1年前。苦痛から解放され、腫れが引いた今、「本当に普通の手になった」と思わず涙をこぼした。

長崎市在住。33歳で発症。夫は海運業で、年の半分は家にいない。そんな中で、懸命に耐えながら彼女は家事をした。痛みを抱えながら、2人の子供を育てたものの、やがては家事もままならなくなる。
それから30年あまり、ようやくバイオ製剤に出会い、今ではほとんどの家事をできるところまで回復した。ギュッと雑巾を絞って、家をきれいに拭く。
痛みのために出来なかったことを出来る。
「必ず明るい光があります。私が見本です」と笑ってくれた。

リウマチと診断された年齢

なぜ診断が遅れるのか

関節リウマチの病状はゆっくり進行すると考えられてきました。そのため、痛み止めの薬を飲みながら経過を観察する、という方法が採られてきました。しかし実際には、発症の初期に関節の破壊が急速に進むことが分かってきました。苦痛を止め、関節の破壊を食い止めることが、この病気の治療の主目的です。そのために早期発見・早期治療が大切なのです。

リュウマチかもと疑うケース

関節リウマチの研究が進んだのはごく最近で、医学界でも見解が統一されていません。しかしアメリカとヨーロッパのリウマチ学会は新しい統一見解を出しました。①1つ以上の関節の腫れ②痛む部分の骨に、びらん(表面が溶けるように崩れること)が確認できる。以上2つの条件を満たせば積極的にリウマチと見なし、治療を開始すべきだというのです。この明確な診断基準は、近く日本でも採用されるだろうと考えられています。

バイオ製剤の登場

関節リウマチは発症初期から関節の破壊が起こります。それを食い止めるには早期発見が何より大切です。では早期発見のために何が必要か?それはお医者さんに聞いてみることです。「わたし、関節リウマチじゃないですか?」。リウマチを熟知している先生ならレントゲン1枚で判断がつくそうです。その一言が、あなたを苦痛の日々から救うかも知れません。

具体例を交えて、関節リウマチの病態、最新治療、リウマチが発覚してからの患者のその後などをお送りまします。

関節リウマチ
突然ですが万葉集の一節を。
「四支動かず、百節皆疼み、身体太だ重きことなお鈞石を負へるがごとし」
万葉歌人・山上憶良が病に苦しむ人の姿(おそらく自分自身)を描写した文章なのですが、この病気が実は関節リウマチではないかと言われています。
憶良の時代から1300年、いえ、もっとずっと前から、人はこの病気に苦しみ続けてきました。手のこわばり、関節の痛みは手や足から始まって、やがて痛みは全身におよびます。痛みのために歩くことも困難になり、関節が変形して家事もできなくなっていく関節リウマチ。日本だけでも70万人から100万人の患者がいると推定されています。その8割が女性。毎年1万人以上が新たに発症し、同じぐらいの数の方が、病による痛みを嘆きながら亡くなっています。
歴史の長い病気だけに、きっと一度は耳にしたことのある病名だと思います。そして歴史の長い病気は多くの場合、誤った“常識”によって世間で理解されます。
関節リウマチについて、こんな話を聞いたことはありませんか?
「一度かかったら治らない」
「死ぬまで苦しむ病気」
「どこの病院に行っても同じ」

断言します。それは誤解です。

確かにかつて、その常識は間違っていませんでした。しかし10年ほど前から関節リウマチに関する研究が急速に進み、病気を発症するメカニズムが分かってきました。メカニズムが分かれば、それを邪魔することは可能になります。そして今、最新型のバイオ製剤が登場し、副作用の危険も少なく、患者さんを救い始めています。病気の進行を食い止め、長年の痛みから患者さんを解放しつつあります。早期発見さえできれば、難病・関節リウマチを完治できる可能性さえ見えてきたのです。
ご協力頂いた先生
田中良哉先生
昭和63年3月産業医科大学大学院医学研究科修了。
平成元年9月米国国立衛生研究所(NIH)客員研究員を経て、同12年8月産業医科大学医学部第1内科学講座教授に就任。
17年4月より同大学病院副院長を兼任、現在に至る。
主な所属学会は、日本リウマチ学会(理事)、日本内科学会(評議員)、日本臨床免疫学会(理事)、日本骨代謝学会(理事)、日本炎症・再生学会(理事)、日本臨床リウマチ学会(評議員)、日本内分泌学会(評議員)、日本免疫学会(評議員)など。